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もうすでに買ってしまったのでレポートを。

沸騰した映像はこちら



T-FAL エボリューティブ エクスプレス 電気ケトル 1.5L BF521022

調理器具メーカーとしておなじみのフランスのティファール(T−FAL)は、小型電気製品で有名なブランドでもある。最近、ティファールの電気ケトルが人気急上昇。アマゾンのホーム&キッチンカテゴリーで売上ランキング上位。コラム「ゆったり紅茶でほかほか時間」でも紹介されている電気ケトルを詳しく紹介したい。
 昔、ポットというと、いわゆる魔法瓶で、口はゴムパッキンになっていて密閉することによって保温していた。形は円筒形で、色は白が主流で、花柄のものもあった。気に入ったデザインのモノを探すのに苦労した記憶がある。その後、大型化が進み、重たくなったため手に持つ必要がないエアーポットが現われ、ますます、デザインは画一化されていった。最近は、電気ポットが主流になっているが、デザインは相変わらずで、どこのメーカーも同じように円筒形でくちばしが飛び出たような形、色は白、ステンレスも多い。やはり、デザイン的には今ひとつ。

 電気ポットは、沸騰させるため蒸気を逃がす構造になっている。密閉されていないので、そのままだと湯が冷めてしまう。そのため、保温するためには、常時通電して温め続ける必要がある。保温の消費電力は数十ワットと、さほど消費量は多くないが、常時通電するとなると電気代はかなりのものである。やかんとポットを兼ねた商品で、水を入れておけば、いつも熱い湯が利用できるため、便利といえば便利であるが、利便性を最優先したため、経済性は損なわれてしまった。ところで、一般家庭で、貴重な電気を消費させてまで、熱い湯を常時身近に置く必要はあるのだろうか。電気ポットの消費電力を抑える省エネタイプが現われてきたが、一般家庭向けには、商品のコンセプトそのものを見直す必要があるのかも知れない。

 ティファールの電気ケトルはどうかというと、その名の通り電気のやかんだから、保温機能は無い。沸かすことだけが目的という、いたってシンプルな商品。必要なときに、必要なだけ沸かす。しかも、すぐに沸く。オデリアブルーでは、コーヒーカップ一杯(140cc)が約50秒で沸くとのこと。これだけ短時間で沸くのであれば、保温しておく必要はない。コンセプトは「やかんもポットも、もういらない!」。電気ポットは、やかんとポットを兼ねた商品であるから目指すところは同じ。発想の違いで、ずいぶん違う商品ができるものだ。また、機能を絞り込んだ上、ケトル本体と電源プレートをセパレート式にしたため、軽量化を図ることができた。これによって、機能優先の画一化されたデザインではなく、スタイリッシュなデザインを実現した。このデザインなら、身近に置いても良い。

 ショッピングサイトのアマゾンでは、ティファールの電気ケトルが人気商品になっていて、ホーム&キッチン用品カテゴリーの1位と3位(2004.11.3現在)になっている。今回購入したオデリアブルーは3位で、注文時(11月3日)は「24時間以内に発送」だったので、2日後に届いた。その後、「通常1〜2週間以内に発送します。」になってしまたが、11月4日には「24時間以内に発送」に戻っていた。ちなみに、1位はヴィテスエクスプレスという商品。何が違うかというと1250Wから1450Wへパワーアップし、コーヒーカップ一杯(140cc)が約45秒で沸く、つまり、オデリアブルーより5秒早い。そこまで時間とパワーにこだわる必要はないので、デザインの気に入ったオデリアブルーにしたというわけだ。

 購入後早速、沸騰するスピードを体感してみた。大き目のマグカップ、ダンスク(DANSK)BISTROで2杯分約450ccの水を入れて沸かした。結果は、3分7秒。(水温、気温で違う)1分を過ぎたあたりから沸騰音がし始め、しだいに泡立ち、しっかりと沸騰。かなり早い印象。水を入れてスイッチオン、その間に、お茶の準備していれば、待つという印象はないだろう。しかも、沸騰すれば自動的にスイッチは切れるので、ガスコンロで沸かすのと違い、見ている必要はなく安心。また、電子レンジで温めるのと比較しても、沸騰させるため美味しいお茶が楽しめるという。

 パイロットランプがなくスイッチが入っているかどうか分からないなど課題といえば課題だが(新商品にはパイロットランプがついた)、それを課題と考えて追求していくと日本製の電気ポットと同じものになってしまうのかもしれない。シンプルで、最低限の機能だけを備え、その一方で、機能とは関係ないデザインに凝った商品。こんなスローな商品が身近にあると、なんだかほっとする。